m3さんで新しい連載がスタートします!!
人が日常生活の中で実感し得る薬の効果は、薬理学や病態生理学などの学問的知識と小さくないギャップがあります。人は学問的な合理性というよりはむしろ、感情的な非合理性の中で生活を営んでいるからです。ある人にはよく効いた薬であっても、それが自分にとってよく効く薬とは限りません。この連載では、薬の対極にあると思われがちな「プラセボ」を足掛かりに薬剤効果の多様性、あるいは多因子性について論じてみたいと思います。
連載の第1回は『言葉の歴史から紐解くプラセボの姿』です!プラセボという言葉の語源をたどることで垣間見えてきたのはいったい何だったのでしょうか!