昨年の秋より、EPARK くすりの窓口のコラムを執筆させて頂いています。主に一般の方に向けた記事ですが、出来る限り客観的な根拠に基づいて記事を作成しています。身近な健康問題をテーマにした記事が多いですが、最新の記事では「耳のかゆみ」についてまとめました！
医療・健康情報は、『健康関連行動における意思決定に有用なツール』であること、すなわち、情報価値の存在と、情報ニーズの充足という2つを満たさなければなりません。しかし他方で、『情報の質』を担保するためには、特定の価値観に偏らない中立性、そして臨床医学論文（エビデンス）に基づくコンテンツ作成、さらに臨床医学論文の情報と作成したコンテンツに明確な対応関係が認められるような表現の忠実性が求められます。
健康関連行動における意思決定に有用なツールであることと、情報の質は時に相反することもあります。そのような意味において、情報は常に相対的真実でしかありません。とりわけ一般の方に向けたコンテンツの作成においては、『正しい情報』と言うよりはむしろ、上記の図でイメージされるような『良質な情報』の作成に注力したいと思います。